パチンコホールの新環境サービス
充電設備設置で地域社会に貢献
全国に11000店舗を超える(※1)パチンコホールは、幹線道路近辺などに立地する店舗も多く、充電インフラにも期待がかかる。
公楽グループではいち早く充電設備を導入し、好評を博している。
※1 2015年3月 警察庁調べ
充電器は2つの充電ノズルを備え、同時に2台のEV・PHVへの充電が可能。店舗入口近くの目立つ場所に設置され、大きな表示で利用をアピールしている。
充電をきっかけにパチンコの楽しさも広めたい
岩手県と宮城県12店舗(2015年6月末現在)のパチンコおよびスロット店を中心に、カラオケ、食堂、太陽光発電事業などを展開する公楽グループは、2012年からパチンコホール3店舗に各1台普通充電器を設置。充電設備の少ない地域の重要なインフラとなっている。
目に見える環境への取り組みで
顧客と地域に貢献
地域社会への貢献を推進する公楽グループは、太陽光発電事業、電力モニターデマンド監視システムによる節電などの環境活動にも積極的に取り組んできた。2012年12月、WINS北上ライト館のリニューアルに合わせ、より地域や顧客に貢献できるサービスとしてEV・PHV用充電設備を導入。13年にWINS本宮、WINS盛岡ライト館にも導入し、現在3店舗でEV・PHVを2台同時充電できるタイプの普通充電器が各1台稼働している。
「当時、当社が店舗展開する地域では、自宅以外で充電できる場所は自動車販売店や公共施設以外にほとんどありませんでした。WINS本宮のグランドオープンテーマは“人にいいこと、環境にいいこと、遊びにいいこと”。環境活動をさらに多くのお客様や地域の方々に知っていただくためにも充電設備を導入しました」(公楽 営業企画部 菊地氏)
認知アップとともに
リピーターや立ち寄り充電増加
充電設備の導入にあたっては、一部国の補助金を申請。設備購入費に対して補助金交付を受けることができた。
「地域的にEV・PHVの普及が遅れているため、充電器の利用もまだ多くはありませんが、確実にリピーターは増えています。
ほとんどのお客様が自動車来店なので、車に関するサービスは反応もよく“近くに充電設備ができて助かる”“遊びに来たついでに充電できて便利”といった声も寄せられています。店舗スタッフからも“地域貢献している実感がある”と好評です。
最近は充電器が設置されているという認知も進み、県外ナンバーのEV・PHVの利用も見受けられるようになりました。充電目的で立ち寄ったことで、新たにパチンコの楽しさを知っていただけたらとも考えています」(菊地氏)
冬季の積雪や凍結に備えてノズルなどがすべて格納されるボックスタイプの充電器を選定。大きな屋根も設置し、寒冷地対策にも配慮した。
店舗入口の案内表示にも充電器の利用案内が大きく表示され、利用促進を図っている。
公楽グループ
WINS本宮
【住所】岩手県盛岡市本宮3-51-11【充電器設置場所】店舗駐車場
【充電器タイプ】普通充電器1台(2台同時充電可)
【充電料金】無料【利用可能時間】9:00~21:00
※原稿は2015年6月5日に取材した内容を元に作成。