令和4年度「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の概要

1. 制度の目的

この補助事業は、燃料電池自動車等に水素を供給する設備の整備を進めることにより、燃料電池自動車等の普及による早期の自立的な市場を確立し、内外の経済的社会的環境に応じた安定的かつ適切なエネルギー需給構造の構築に資するとともに、関連産業の振興や雇用創出を図ることを目的としています。

2. 補助対象

法人及び個人事業者(地方公共団体及び地方公共団体が出資する法人を含む。連名を含む)が、燃料電池自動車等に燃料として水素を供給するために必要な設備の整備費用の一部を補助するものです。
※当事業は、経済産業省の「燃料電池自動車の普及促進に向けた水素ステーション整備事業費補助金」を活用して実施しています。

3. 申請受付期間

以下は終了しました。
<一次公募> 2022年4月1日(金)~ 2022年4月21日(木)
<二次公募> 2022年7月11日(月)~ 2022年7月29日(金)
<三次公募> 2022年10月11日(火)~ 2022年10月28日(金)

4. 申請書類一式の提出方法

必要な提出書類は規程類・申請書等の作成要領の中にあります「補助金交付申請書・実績報告書 作成要領」を参照願います。
すべての提出書類は、電子ファイル(PDF形式)にてセンターまで送付下さい。

5. 申請書類の提出先

〒103-0027
東京都中央区日本橋一丁目16番3号 日本橋木村ビル 8階
一般社団法人 次世代自動車振興センター 水素インフラ部
Tel:03-3548-3240
E-mail:hfs_setsubi@cev-pc.or.jp

6. 補助金申請から補助金交付・財産管理までの流れ

※ 実績報告書の提出期限:2023年2月28日(火)

7. 補助金額の考え方

(1)補助金の交付上限額は、下記の水素供給設備の水素供給能力等に応じた補助率により算定される金額と補助上限額を比べて低い金額とします。
(2)大規模、中規模①および②の補助上限額はオプションの補助上限額と合算し、合算された補助対象経費に適用する補助率は供給方式により定めます。

●補助上限額表

水素供給設備の規模  水素供給能力
(Nm3/h)
 供給方式  補助率 補助上限額
(百万円) 
 
 大規模  500以上    12  350
 中規模①     300以上
  500未満
 パッケージを含むもの  23  250
 上記に該当しないもの  12  250
 中規模②   50以上
  300未満
 パッケージを含むもの  23  180
 上記に該当しないもの  12  180


 オプション
(移動式、小規模は対象外)


   
 オンサイト水素製造装置 
(SMR
、水電解


 既設;
1/2
 新設;水素供給設備規模・供給方式に依る
 60
 液化水素対応設備  40
 2レーン化またはレーン増設
ディスペンサー増加分、付帯設備増強含む
 150(大規模)  
 100(中規模)
 遠隔監視設備  23  10
 移動式   50以上
  300未満
 移動式  12  130
 移動式の移設  23  33
 小規模  50未満  定置式  23  100
 水素集中製造設備
(供給先水素供給設備1設備当たり、ただし10設備を上限とする)
 12  60
 水素集中液化設備  12  2,500


オンサイト方式:    水素製造装置を敷地内に有する

移動式:                充填性能に直接関わる設備を1の架台に搭載し移動可能なもの
大規模:                平均的な水素充填能力に加え、ピーク時に500Nm3hの水素を充填できる能力を有するもの
パッケージ:          主要設備を1又は2の筐体に内包した設備形態のもの
水素集中製造設備: 供給先水素供給設備に、水素を集中的に製造及び供給する設備
水素集中液化設備: 供給先水素供給設備に、液化水素を集中的に製造及び供給する設備

液化水素対応設備: 水素ステーションに液体水素を受け入れ供給する設備
水素供給能力:       燃料電池自動車等への平均的な水素充填能力
移動式の移設:       移動式の設置場所の変更及び運用場所の変更
遠隔監視設備:       水素ステーション敷地内に設置される被監視側の設備
2レーン化:          新設・既設ステーションを問わず2基目以上のディスペンサーを設置する場合に適用する。
          なお、設置されたディスペンサー全てにおいて燃料電池自動車への同時充填が可能とすること。


 ☞ 移動式および中規模以上の水素供給設備(小規模を除く)は、適正な方法で70MPaの燃料電池自動車に5kg(約56Nm3)の水素を3分程度で充填可能な能力をもつ設備とすること
 ☞ さらに大規模の水素供給設備は、適正な方法で70MPaの燃料電池バスに15kg(約167Nm3)の水素を10分程度で充填可能な能力をもつ設備とすること
 ☞ 小規模の水素供給設備は、適正な方法で70MPaの燃料電池自動車に3kg(約34Nm3)の水素を10分程度で充填する供給能力をもつ設備とすること。
また、連続した毎日において1日3台以上の燃料電池自動車に供給可能な能力を保有すること。