- 白馬EV・PHVワンダーランド2014
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“EVは、乗らなきゃわからない”とよく言われます。逆に言えば、ちょっと乗るだけで、EVには驚くような体験や感動が待っているわけで す。今回、2014年9月6日(土)と7(日)の2日間にわたって、北アルプスの麓「白馬」を目指して全国からEVやPHVで集まるEVラ リーを兼ねた「白馬EV・PHVワンダーランド2014」が開催され、同時に白馬村出身の上村愛子さんも交えた多彩なワークショップや試乗会 を催すことができました。
開催日時:2014年9月6日(土)?7(日)
開催場所:「Hakuba47」長野県北安曇郡白馬村神城24196-47
【ジャパンEVラリー白馬 参加者】112名 【試乗会 参加者】350名
“タイム”を競うのじゃなく、“楽しい”を競おう。
長野県白馬村まで300km前後もある関東圏や遠く関西圏からもEV・PHVオーナーが、自宅から夕刻のゴールを目指して楽しみながら参加したラリー。そして、ふだん見られない電気レーシングカート(ERK)による追い抜き競技やEVの電気を使った照明も登場したバーベキューと夜会が開催されるなど、静かな村が歓声でにぎわった「白馬EV・PHVワンダーランド」。9月6日と7日の両日、「Hakuba47」では、国内外のEV・PHVの試乗会を行い、一人で何台も乗り継ぐ人が続出しました。
▲7日早朝、白馬村パレードに参加準備中のEV・PHV。特設コースでデモランを行った日産のレーシングEVと超小型モビリティ。
6日の夜は、EV・PHVの電気でウエルカムパーティ。
▲夜会のバーベキューで活躍した日産リーフの電気による照明。ナイトバルーンを照らすのもEVです。
会場の充電設備には、“電欠レスキュー”も登場!
▲もし、EVが電欠したら駆けつけて、わずか6?10分で5kWhを急速充電。30?40kmの走行を可能にします。
▲臨時で設置された充電スタンド。急速充電器は、世界遺産をはじめ全国の観光地でも整備がはじまっています。
2人乗りから国内外のEV・PHVまでそろった試乗車。
▲小型のEVコミューターは想像よりもよく走ると人気!日本と海外のEVを乗り比べるお客様も多かった。
展示車両には、世界最速のERKや手づくりのEVなども…
▲左から米国パイクスピークのヒルクライムレースEV部門で今年優勝した三菱「MiEV Evolution III」、日産「リーフNISMO RC」、ロータリーエンジンの走行距離延長装置を搭載したマツダ「TRレンジエクステンダー」、そして日本一周EVの旅を実現した日本EVクラブ自作のEVスーパーセブン。
EVラリー参加者インタビュー
■大宮の自宅から白馬村までのEVラリーに参加!
「途中、3回急速充電をして、自宅からHakuba47の会場のゴールまで、300kmちょっとのラリーでした。長距離なので、走行距離が80kmぐらいになると余裕をみてチャージしました。(ガス欠じゃないですが、)電欠はイヤですからね。EVに乗る人が意外に知らないことがあります。それは、上り坂ではバッテリーの減りが早くて驚きますが、逆に下り坂では少し充電ができるのでそんなに不安がらなくていいってこと!SAなどで充電中は、映画のカーズを真似た日よけをつくって、“食事中”と書いて待っています。次に充電する人のイライラ顔が少し減るかな?と思って…」
■神奈川からEVを借りて初の長距離ドライブ!
「神奈川からカーナビでの表示距離は、334km!生まれて初めてのEVでのロングドライブでした。きっかけは、日産リーフを1泊2日で借りられるキャンペーンを知り、今回の白馬でのワークショップをぜひお聞きしたかったから。なにもかもが初体験ですので、充電スポットは、白馬 EV ・PHV ワンダーランド 2014の充電案内をそのまま実践。中央自動車道の談合坂SA下り、双葉SA下り、諏訪湖SA下り、長野自動車道梓川SA下りの計4箇所で2時間充電をして、約7時間後のランチどきにはウィング21に到着!気分はすっかりEVラリーの参加者でした。1回の充電が100円なので、本当に経済的ですね」
■埼玉からから初めてのEVラリーを堪能!
「往路は3?4回の急速充電を要しましたが、復路は軽井沢町役場での充電1回のみ(余力も十分にありましたよ)。16時に白馬を出まして、爽やかな信州の風を受けながら、一般道を走ること約7時間、自宅のある埼玉県に無事に着くことができました。ちなみに、私のEV利用歴は約1年で、この軽自動車のEVは、昨年の10月に中古車で購入しましたが、すっかりEVの虜になってしまった感があります。普段から、通勤や買い物などに使い、稀に帰省(埼玉?福井、大阪)にも利用しています。白馬は、初めてのルートでしたので、出かける前はかなり余裕をもって出発しました(途中の充電渋滞?も予想されたので)。こんなふうに、車と対話しながらの、少々のんびりとした旅もなかなか良いものですよ」